ゴードンこーひー

随分とご無沙汰になっていましたが、前回購入したといっていたバブアーをリプルーフしました。
リプルーフは生地にオイルを補う作業です。終わってみると、中古で購入したバブアーが随分とオイルが落ちていたことがわかりました。色も深くなり、手間をかけたことでより愛着もわいてきました。
これかも末永く付き合っていきたいアイテムです。

そして新豆の紹介です。
初登場となるタンザニアのコーヒーです。
今までも「キリマンジャロありますか?」と聞かれることもありましたが、隣の国のケニヤは使ったことがありましたが、タンザニアは初めてになります。インポーターのカッピング会で紹介されたのですが、クリーンで華やかさを持ちながら、甘さと酸のバランスも良く紹介しやすいと思いました。

すこし深めに焙煎したので、柔らかな甘さ、コクを感じ余韻は、オレンジやベリー系の華やかさも感じることができ余韻を魅力的にしています。

単体で楽しむのはもちろん、ガトーショコラやショートケーキ等の油脂分の高いデザートにもよく合ってくれると思います♪


以下インポーターの情報です。
【地域】 タンザニア 南部 ムベヤ市域 ムボジ地区
【生産者】 イエンガ農業協同組合
【グレード】 AB
【品種】  ブルボン系統種、ケント種
【標高】  1660m
【収穫時期】 収穫時期:10〜11月
【精製方法】 ウォッシュド ・ 100%天日乾燥
タンザニアのコーヒーの起源は、1893年にインド洋ブルボン島(現フランス領レユニオン島)から、キリスト教イエズス会宣教師によって伝えられました。日本においては、キリマンジャロの銘柄で長く日本の市場で消費者に親しまれてきました。
タンザニアのコーヒー生産は90%が小規模農家(0.5ha〜3ha)で、10%が大規模農園によって支えられています。従来は個々農家が手回しのミルで処理をし、自宅のお庭で乾燥していました。結果的に、出来上がるパーチメントコーヒーの品質のバラツキが甚だしく、それがブレンドされ、通常品が出来上がる為、品質の安定性に乏しいのが常となっていました。
しかしながら、かつては品質が劣るとされていた南部のコーヒーですが、最近は品質志向が高まり、素晴らしいコーヒーが産出するようになっています。現在では、国内コーヒー生産の50%を南部で占めるまでになりました。特にムベヤ地域は、肥沃な山脈が生み出す特異気候からコーヒー栽培には理想的な環境が整っています。潤沢な降雨量と穏やかな気温が、ゆっくりとチェリーをはぐくみ、昔ながらの豊かなコク、香り高い甘味とバランスする酸を併せ持ったタンザニアコーヒーを生み出しております。
今回お届け致しますイエンガ農業協同組合は、南部ムベヤ地域ムボジ地区にあり、北にタンガニーカ湖、南にマラウィ湖に挟まれた水源豊富な環境に位置します。2003年に64名の農家でスタートしました。現在では193名の農家が加盟しています。
精製方法は伝統的な水洗方式で行われています。各農家は収穫したチェリーを農協に持込、チェリーの熟度で選別されます。ペンタゴン社のミルで外皮を除去した後、醗酵層で12〜24時間掛けてミューシレージ除去を行います。その後、長い水路でミューシレージを綺麗に除去し、同時に比重選別も行います。最後はアフリカンベッドで水分11〜12%になるまで撹拌しながら天日乾燥をして完成です。昔ながらのコクと豊かな風味をもつタンザニアコーヒーをお楽しみ下さい。