ここのところ、静岡では高い気温が続く夏の様な日でした。
そんなある朝、蛇口をひねるとカルキの匂いがとても強烈に感じるのです。温水を使うとカルキ臭が顕著に感じられました。シャワーを浴びるとまるでプールにいるように感じるくらい強かった。
そこで、すぐにネットで原因がわからないかと調べていると、熱に弱いカルキを浄水所から各家庭の蛇口まで規定量の塩素濃度を保つため、暑くなるとカルキの使用量を増やすと言う情報が有りました。
急に熱くなったとはいえ、あまりの変化に驚いたのですが、普通に飲むのにも抵抗を感じるこの様な水でコーヒーを淹れたらあまりよろしくないと思いました。そんなこんなで、今回はコーヒーに合うお水の話。
世界を見渡しても、蛇口をひねると飲料に適するお水が各家庭まで届けられている国は少ないと思います。それだけ水に恵まれている日本。しかも水の硬度(ミネラル濃度?)も低い軟水は余分な成分が溶けていない分、コーヒーやお茶を抽出するにはとても適していると思います。しかし、最初に書いたように、地域によっては水道水が臭うことがありますね。
ちゃんとヤカンの蓋を開けてしばらく沸かせばカルキは飛ぶので問題ないと思うのですが、最近の家庭ではティファール等の瞬間湯沸かし器を使用していることも多いと思います。
自分の経験ではティファール等で一度沸かしただけではお湯の香りに違和感を感じることが多いと思いました。
そこで効果があったのが、ブリタ等の簡易浄水器。高価な水道直結の浄水器でなくともブリタを通した水道水はティファールで沸かしても嫌な香りが出ませんでした。
お店ではお客さんが家庭でもちゃんと同じ味を再現できるように、家庭用簡易浄水器のブリタを通した水道水で試飲を作っています。
鉄瓶で沸かしたお湯は円やかになるというのも何かしらミネラルが鉄瓶から溶け出しているからだと思いますので、コーヒーの純粋な味を見るのであればステンレスのヤカンで十分ではないかと思います。(もちろんコーヒーの味+αを求めているのであれば効果があるかもしれません。)
水道水は絶対に飲まない!っという方も見えると思いますので、そんな方は軟水を選べば問題ないと思います。
もちろんお湯の温度も普段から言っていますが、雑味の無いコーヒーではアツアツの熱湯を使用して問題ありません!湯温を下げることは抽出不足にもなりコーヒー豆を多く使用しなければならなくなる原因になります。少なくて済むなら経済的ですよ!
同じ理由でコーヒーを挽く時も細かめをおすすめしています。フレンチプレスだから粗目に挽かなきゃ。そんな事は関係ないのでご安心ください。
「湯温を下げて、粗目に挽いたコーヒーを淹れる。」
よく言われるコーヒーのコツですが、これは雑味を出さないための技術。雑味の無いコーヒーはムウかしく考える必要はありません。
家庭でもより手軽に気楽に楽しんでもらえるコーヒー屋を目指しています。
ゴードンこーひー
河渡 太一