ゴードンこーひー

ケニヤ・キイ

日本ではアフリカのコーヒーと言えば「キリマンジャロ」ともよく聞きますが、近年のスペシャリティーコーヒーでは、より圧倒的な魅力を放っているのは「ケニヤ」のコーヒーではないでしょうか。
弾けるような柑橘やベリーの香り、ボリュームのある酸やボディ感はエチオピアやマンデリンと同じように、ほかには代えがたい個性を持っていると思います。


そんなケニヤですがボリュームのある酸が日本人の味覚には合わない場合もあるようです。
そんな中で今回ご紹介する「ケニヤ・キイ」は、その特徴的なフルーティな酸と甘さのバランスがとても素晴らしい素材となっています。

単体でもその個性を楽しんでいただけますし、その良質な酸を生かしてフルーツを使用したデザートともお楽しみいただけると思います。もちろん、チョコレートや濃厚なクリームを使用したケーキも後口をさっぱりとしてくれて、次のひとくちがまた美味しくなると思います!




以下はインポーターからの情報です。
 

キイ水洗工場 ルンゲト農協
キリニヤガ地域東部ケニア山の南麓
標高 1,600〜1,900m
平均気温 18〜26℃
豊富な雨量 1,500〜1,900mm/年
赤色の火山灰土有機物に富み、水はけに優れ、空気を良く含むコーヒーの樹にとって良質な土壌。
1. 約1214名の生産者が加盟。
2. 0.3haで400本のコーヒーの樹を所有
4〜6月(メインクロップ) SL28、SL34他

ケニアは世界の中で最も優れたコーヒーを生産する国の一つとして知られています。トップクラスのロットには、ワイン、フルーツ、スパイスの様な香り、良質な明るい酸味、ボディ、甘味があり、他国のコーヒーとの違いが明らかに分かります。ケニアでは昔ながらの伝統的かつ丁寧な生産が行われております。即ちハンドピックによる赤いチェリーの摘み取り、更にチェリーの手選別後、水流比重選別式パルパーによる皮むき、発酵工程、ソーキング(綺麗な水に一昼夜浸漬)、水路での水洗、アフリカンベッド(棚)でのパーチメントの天日乾燥、パーチメントの安定化(30〜40日程度木製サイロで寝かせる工程。風味の安定の為実施。)を経て脱穀精製されます。なおケニアでは年2回の収穫期があり、大きな収穫であるメインクロップ(9月〜12月)、サブのフライクロップ(5〜7月)となっています。一般的にケニアの特徴が豊な品質の高いものは、メインクロップから出ることが多いようです。ケニアのコーヒーはコロンビアマイルドとして、高品質コーヒーの定評がありますが、品質にはかなりの格差があり、品質マインドの高い生産者と栽培、収穫から生産処理、選別が大きく影響します。大な労力を要します。ます。これは気候や栽培管理(施肥)の影響が大きいと推察されます。キリニャガ地域東部に位置するルンゲト農協は1953年に創業しました。この農協は3つの水洗工場(キイ、カリミクイ、キアンゴイ)を所有し、総勢2,858名の生産者が加盟しています。その内、キイ水洗工場には1,214名が加盟しています。収穫された完熟チェリーは更に選別され、その日のうちに水洗工場に運ばれ、近隣の河川から供給される豊富な水源によって精選処理が行われます。