昔から「モカ」と呼ばれるイエメン、エチオピア産のコーヒーは日本でも人気のコーヒーですが、近年ケニア、スマトラと同様に優れた個性を持つエチオピアのコーヒー(特にイルガチェフェ)は、遠消費国でも貴重であり需要が増加することにより価格の高騰が目立っているようです。
最近はどのコーヒー屋に行っても「イルガチェフェ」の名を見ることができるのではないか、と思うほど。特にスペシャリティコーヒーのムーブメントに置いては需要が多いことが見受けられます。それと同時にお客さんからもイルガチェフェのコーヒーが好きだ!っと言われる機会が多くなったように感じます。
イルガチェフェと簡単に言っても品質にはばらつきがあるのが現状なようです。「イルガチェフェ・〜農協」と精製処理を行う農協の名前の付いた、一見同じコーヒーでも、同じ品質かというとそれも違うようです。
というのも、水洗工場の規模は大きく、多数の農協メンバーが品質の異なるコーヒーチェリーを生産しており、チェリーの品質搬入基準が比較的甘く、ロット間ではかなりの品質差が出るようです。
そんな中で、当店が取引していただいているインポーターは毎年現地に赴き、現地のパートナーとともに、各地区の農家レベルで探索し、ロット間での選抜を現地と日本で行い高品質な素材を仕入れてくれています。
良い素材を提供してくれるパートナーがあるおかげで、自分は焙煎に集中できることが本当にありがたいです。
また次は実際の扱う商品を紹介していきます。